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CONSOニュース詳細
  研究会「わが国の住宅生産技術の東南アジア等へ向けた海外展開に関する検討」参加者募集のご案内
内容

■提案者:
国立研究開発法人 建築研究所

■研究会発足時の活動概要と目的:
本研究会は、各社各様の取り組みを行っている海外展開事業において、協同で取り組むべき海外展開に向けた方策を検討することを目的として、プレハブ住宅事業の海外展開をテーマに研究活動を実施し、海外展開事業における課題の整理を行い、海外展開を進める上での懸案事項・課題等について相互理解、共通認識を深める。また、「日本ブランド」の普及方策、人材育成のあり方や、関連業界団体、学会、国(施策)の動向について情報を共有し、それらとの連携方法についても検討を行う。

■一年間の活動で得られた成果と課題:
本活動期間中に行った主な検討事項は、以下の通りである。
・海外展開においてブレイクスルーすべき課題の整理:具体的には、①合同で実施するニーズ調査やヒアリング実施による情報収集・マーケティングの必要性、②法制度・規格の障壁、技術的課題、③人材の育成・確保(現地の技術者養成についての現状把握)④プレハブ住宅版「日本ブランド」の発信の必要性、⑤販売戦略、流通等に関する共同経営等の企業協同・パートナリングの方法 等
・消費者ニーズ・マーケット戦略および「日本ブランド」の啓発としての、“オールジャパンカタログ”の作成や展示会開催の可能性

■延長する理由:
昨年度の検討で、課題として整理された事項について、具体的なアクションに展開すべく、これまで事例として取り上げてきた国の中から、対象国の絞り込みを行い、現地市場の詳しい情報の把握と、海外市場で活躍できる人材育成のあり方について検討を行うため、研究活動の延長を希望する。

■今後の活動における目的・概要:
当研究会でのこれまでの検討内容を踏まえ、本活動期間においては、協同で取り組むべき海外展開に向けた方策として、①短期及び中長期的な視点で、将来的に有力な市場として、それぞれ期待される国々(例えば前者は、タイ、インドネシア等、後者はインド、ベトナム等を想定)に関する情報を収集・共有すること②海外事業に関する人材(国内外)について、現地での技能者育成に加え、将来的に現地で指導的な立場となる国内での技術者育成のあり方について検討すること、を目的とする。具体的な内容として、①では、対象国の技術者等を対象としたアンケート調査の実施、対象国の事情に詳しい有識者を招いた勉強会等を行い、共同研究者・カウンターパート等との連携をはかる予定である。②では、現地で活躍できる技術者・技能者の特性や育成方法についての意見交換を行い、他機関等との連携した活動を含め、人材育成の枠組みの検討を行う。

■今後の活動で想定される成果:
・上記活動内容①の成果として、現地ならではの住まい方や住要求の変化などを含めた詳細な住宅市場の特性の把握と、日本ブランドの方向性、日本の技術・価値観を意識した訴求ポイント検討のための資料の作成を行う。また、将来的な大規模市場となる可能性のある国について、現地ネットワークを築くことを想定している。
・活動内容②の成果としては、現地で求められる人材像やその育成方法の枠組みを提示することを想定している。

■研究会延長期間:
承認日から平成30年6月27日まで

■予算:
建築研究開発コンソーシアム研究会支援費・研究助成金による。

■研究会構成:
委員長(主査):東京大学大学院工学研究科 松村秀一教授
幹事:建築研究所 小野久美子
他企業4者、大学・研究機関3者により構成(委員長・幹事含め計12名)

■新規参加募集:
有 (住宅設備機器、建材・資材供給関連をはじめとして、住宅生産や不動産開発等含む、幅広い分野で新規参加企業を募集致します)

■募集期間:2017年7月13日~2017年8月10日


連絡先参加希望、お問い合わせは、(1)会員企業名、(2)ご所属、(3)氏名、(4)連絡先(TEL、FAX、e-mail)、(5)(参加希望の方は、)研究会への期待や貢献を、下記までお知らせください。
建築研究開発コンソーシアム 事務局 担当:岩田
電話 03-6219-7127 e-mail kenkyu@conso.jp

 ニュース公開日2017/07/13
発信者コンソーシアム事務局