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CONSOニュース詳細
  研究会「縦のり振動に対する建物-地盤系の振動伝達特性の把握と研究」参加者募集のご案内
内容■提案会員名: 戸田建設株式会社

■趣旨・概要:
背景:
 近年、コンサート公演では、観客の縦のりによる振動が建物や周辺地盤へ振動として伝わり、一種の社会的問題となっている。提案担当者らの研究チームは,このような振動伝達特性の影響が顕著と考えられる縦のり振動を実測し、大きな問題であることを把握した。
コンサート公演などで発生する縦のり荷重は,基礎から地盤へ伝わる。縦のり荷重が大きくても,基礎の応答が小さければ周辺地盤に伝わる振動は小さいし,その逆もまた成り立つ。つまり,コンサート会場客席床加振に対する建物基礎の応答特性に応じて,周辺地盤に振動が伝わりやすい建物と伝わりにくい建物とがあり,また単一の建物でも周辺地盤に振動が伝わりやすい周波数と伝わりにくい周波数とがあると考えられる。言い換えれば,縦のり荷重による周辺地盤の振動は,縦のり荷重をそのまま反映したものではなく,振動源(コンサート会場客席床)と観測点(周辺地盤)の間に存在する建物-地盤系の振動伝達特性を反映したものになっていると考えられる。

活動内容:
① ドーム,コンサートホール周辺地盤での縦のり振動の実測。② 同対象建物の常時微動測定。③ 同対象建物のコンサート公演時の床振動の実測。④ 周辺地盤への振動伝播シミュレーション。

■想定される成果: 加振力が顕著になると想定される周波数帯域全体に対して対策を施すのではなく,建物-地盤系の振動伝達特性によって定まる限られた周波数帯に対してだけ対策を施せば良いこと,あるいはそのような場合があることを実証し,そのメカニズムを解明できれば,縦のり振動の対策は大幅に合理化できる。
例えば,縦のり振動を伝えにくく対策が必要ない建物は無対策にできるし,建物-地盤系全体で対策を考えれば良いので,構造を見直して固有周期をずらしたり,地震・風対策のための免制振機構を縦のり振動対策に流用するということも考えられる。
(今回の研究は、振動データの実測と振動メカニズムの研究までである。物件ごとに対策方法は異なるため、対策については各社この成果を持ち帰り、対策の検討をするものとする)

(別紙資料あり)
http://www.conso.jp/pdf/boshu/kenkyukai2019-1.pdf

■参加条件:正会員、準会員、学術会員
・縦のり振動の問題に関心があり,振動測定に協力できる者(機材の提供が可能であることが望ましい)。

■関連する業種: ゼネコン、研究機関

■研究会期間: 研究会開始から1年間

■募集期間: 2019年9月20日まで

■申込み・お問合せ: 下記項目をメール(kenkyu@conso.jp)にてお申し込み下さい。
 件名:「縦のり振動に対する建物-地盤系の振動伝達特性の把握と研究」
 メールの本文に、社名、部署名、氏名、TEL、E-Mail、(参加希望の方は、)研究会への期待や貢献をお書き下さい。
連絡先建築研究開発コンソーシアム 事務局 担当:渡邊
電話 03-6219-7127 e-mail kenkyu@conso.jp
 リンク「縦のり振動に対する建物-地盤系の振動伝達特性の把握と研究」研究会計画書 別紙資料
 ニュース公開日2019/08/19
発信者コンソーシアム事務局