「現代のイノベーションは、行きつ、戻りつのプロセスのなかで、多様なプレーヤーの様々な行為が積み重なっていく、ダイナミックな営為です。その組織やプロセスの仕込み方、動かし方が時機を得ていれば、その成功可能性は高まります。しかし、大組織が内部にかかる専門分化された縦割りの組織構造が、阻害要因になってしまう場合もあります。では、どうしたらよいのか？来場者の皆様と一緒に考えていきたいと思います。」との主旨に基づき、イノベーションと技術革新の違い、ユーザーにとっての意味や価値、尖ったユーザーによるイノベーション、シリコンバレーの横のつながりと日本企業の垂直統合、オープンイノベーション、プロモ－ター（変革推進役）、日本経済の長期停滞、ローカル･インテグレーター等々、多岐に渡るイノベーションの流れが紹介され、講演後の質疑応答では、実際にイノベーションをどう起こすのか等の視点から踏み込んだ質疑が行われました。参加者は29名でした。