■講演概要:
既存鉄筋コンクリート造建築物については,持続型社会の形成に向けた利活用と,そのための健全性診断,長寿命化のための維持管理技術の開発が課題となっている。既存建築物の継続使用に関しては,主に耐震診断等により構造的な観点から健全性が診断される。しかし,材料的には,耐震診断等によるコンクリートの圧縮強度や中性化の他に,鉄筋腐食,仕上材の健全性,時にはコンクリート片の剥離や剥落といった観点からも健全性を検討する必要がある。本講演会では,これらの内容について,建築研究所材料研究グループならびに国総研,そして,国での取り組みについて概説する。
■講師:
松沢晃一氏(国立研究開発法人 建築研究所 建築材料研究グループ 主任研究員)
■開催日時:2020年7月20日(月)15:30~17:00(ご講演70分、質疑応答20分)
■開催場所:ZOOMによるWEB配信(原則)、 BHCJ講演室
(東京都中央区晴海1-8-12 トリトンスクエアZ棟4階 建築研究開発コンソーシアム事務所隣)
|