■講演概要:
有機系内外装の激しい燃焼を伴う火災について、主に以下の内容を取り上げます。外装については、英国グレンフェル火災(2017年)等のように、耐火構造外壁であっても、可燃物(有機系芯材を含むパネル、断熱材、等)が施される場合は、激しい外壁火災が発生し得ることが確認されていますが、材料レベルの試験では確認が難しいため、コンソーシアムでJIS A 1310ファサード試験を開発しました(2015年)。更に、難燃処理木材を外装に施す場合、性能が経年劣化する懸念があり、工学的に定められた促進劣化を実施する試験規格として、日本木材保存協会がJIS A 1326を開発しました(2019年)。内装については、特に有機系芯材を包含するサンドイッチパネルは、神戸市倉庫火災(2009年)の様に火災安全上の危険性が潜在的に存在しますが、材料レベルの試験では確認が難しいため、コンソーシアムでは、実規模試験(ISO 13784-1)との相関性を検討して、JIS A 1320中規模箱型試験を開発しました(2017年)。
上記について講演を行います。
■講師:吉岡 英樹氏
国立研究開発法人建築研究所 防火研究グループ 主任研究員
■開催日時:2022年2月28日(月)13:30~14:45(ご講演60分、質疑応答15分)
■開催場所:Zoom配信
(参加申込みいただいた方に、URLを配信いたします)
■参加費:会員…無料 非会員…無料
■申込方法:下記項目をご記載の上、メールにてお申し込み下さい。
件名:講演会「有機系内外装の激しい燃焼を伴う火災-火災事例及びJISファサード試験等の観点から考える-」
本文:社名、部署名、氏名、TEL、E-mailをご記載ください。
送信先:plaza001@conso.jp
参加申込みをいただいた方には、ZoomのURLを送信いたします。
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