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CONSO PHOTOニュース詳細
  コンソ・プラザ(講演会)「ライフサイクルアセスメント(LCA)を活用した低環境負荷な建築物の検討」を開催
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 内容12月22日、2022年度コンソ・プラザ一般講演会(第4回)が開催されました。県立広島大学准教授の小林謙介様に「ライフサイクルアセスメント(LCA)を活用した低環境負荷な建築物の検討」のタイトルで、オンライン(Zoom)ミーティングにてご講演いただきました。 参加者は43名で、講演後の質疑応答の時間ではカメラ、マイクを繋いで、双方向(講演者と参加者)でのやり取りで行い、確認できました。
はじめに、ライフサイクルアセスメントとは何かを「冷蔵庫のライフサイクルの図例」で、環境影響分析における統合化のイメージを「アルミサッシ1㎏の検討例」で説明されました。LCAはどう計算しているか、どのように活用されているかを事例で示すことで、LCAのことをよく知らない、はじめて聞く方々でもわかり易く解説いただきました。そのあとで、基本的な評価方法をLCAの実施手順(目的と調査範囲の設定→インベントリ分析→環境影響分析→結果の解釈)の流れで解説いただき、建築物の評価事例として、LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)集合住宅の検討を具体的に説明いただきました。LCAは、「まず一度評価し、その結果を解釈し、改善点などを検討してさらに詳細に分析を行うこと(反復が大事)」が重要であることを教えていただきました。
講演会後のアンケート(匿名31名)結果は、評価平均4.4(5点が最高)と高く、「カーボンニュートラルの活動をする上での知識として役立つ」など、アンケート回答の約5割が「今回の講演会で学んだことを実務で活用できる」としていました。
 ニュース公開日2023/01/10
発信者コンソーシアム事務局