PHOTOニュース[更新日]  2023年09月11日
2023年度「研究開発人材育成プログラム(第2回)」を開催

2023年度「研究開発人材育成プログラム(第2回)」を9月8日(金)に開講しました。今年度は、既に第1回を6~8月に行っていて、これから9~11月に第2回を原則リアル形式にて開催中です。第2回は13名が計5日間のプログラムに参加します。今回は第1日目として、インキュベーション委員会委員長の柳橋邦生氏〔(株)竹中工務店〕による開講挨拶、受講者自己紹介、藤井俊二氏〔大成建設(株)OB〕による「私の研究開発履歴書」と題した開発実務及びマネジメントに関する講義が行われました。その後、受講者は3グループに分かれ、講義内容を参考に課題探索についてアイデア出し合うグループワークを行いました。各グループの発表や藤井氏の講評から課題探索のヒントが得られた様でした。また、グループワークでは、受講者全員がオンライン上でアイデアの共有可能な電子ホワイトボードを活用するなど、オンラインであっても実施可能なグループワーク手法を試みています。場所を移して委員会委員お及び受講者で懇親会を開催しました。歓談も大いに盛り上がり上々の滑り出しとなりました。

2023年度若手技術者交流会(第1回)を開催

2023年度若手技術者交流会が9月1日に始まりました。本年度は、コロナ感染症も5類に移行され、参加応募も多く、参加者は20名となりました。初回のオリエンテーションは、遠方からの参加も考慮し、対面(晴海トリトンの講演室)とWEB(Zoomミーティング)併用で開催し、全員が出席しました。 例年通り第1回はガイダンスと自己紹介を行いました。ガイダンスでは、交流推進委員会の梅田委員長から建築研究開発コンソーシアムと交流推進委員会の概要を、若手技術者交流会小委員会の田村主査から若手技術者交流会の概要とグループ討議の進め方が説明されました。その後、一人ずつ前に出てきて自己紹介を行い、WEBからも3名の方が行いました。今年のグループ討議は、昨年に引き続き即興ディベートを予定しており、その例として投影した「高校生によるディベート甲子園」の動画を、参加者は真剣に見入っていました。対面とWEB併用開催ではありましたが、講演室参加は17名と多く、懇親会は行わない代わりに、1人ずつのお菓子とコーヒーを席に配り、長めの休憩を設けましたが、名刺交換をするなど初回から積極的で自由な交流もできていました。

コンソ・プラザ(講演会)「建築分野におけるドローンの社会実装に向けた産官学連携の取り組み」を開催

2023年8月30日(木)にコンソ・プラザ講演会を開催し、国立研究開発法人建築研究所材料研究グループ・上席研究員の宮内博之氏に「建築分野におけるドローンの社会実装に向けた産官学連携の取り組み」というテーマで、オンラインミーティングにてご講演頂きました。参加者は27名で大変盛況となりました。  講演会では、建築分野における産官学領域のドローン環境整備、建築物点検・調査におけるドローン技術や関連するXRなどのデジタル技術開発、ドローンによる外壁調査の法令やそれに関わる建築ドローン人材の育成、関連技術の近年の動向についてご紹介いただきました。

2023年度(第1回)「研究開発人材育成プログラム5日目」を開催

8月4日(金)、2023年度研究開発人材育成プログラム第1回の5日目を会場対面形式で開催し、今回は国土交通省住宅局住宅企画官付 住宅活用調整官の東野文人氏による講演の後、受講者15名による研修レポートの発表が行われました。研究課題の創出、技術開発ロードマップ、社内外ネットワークなど様々な講義での気づきをもとに、チームマネージャーとしてやるべき事や意気込みを各自発表すると共に活発な質疑がありました。また、田中康夫氏(インキュベーション委員会人材育成プログラム小委員会主査〔住友林業株式会社〕)によりレポート発表に期待する講評がありました。その後、懇親会に移り、6月9日(金)から始まった第1回の5日間の日程を全て終了しました。当研修は、技術者の人材育成を目的に、チームマネージャーとしての知識の習得や人脈形成の場として会員の皆様に活用されています。なお、今年度第2回を9月に開講し、来年度も引き続き開催予定ですので、今後の皆様のご参加をお待ちしております。

コンソ・プラザ(講演会)「脱炭素化に貢献 ウッドサイクルで【街を森にかえる】」を開催

8月3日、2023年度コンソ・プラザ一般講演会(第2回)が開催されました。住友林業株式会社 筑波研究所 参事・技師長 中嶋一郎様に「脱炭素化に貢献 ウッドサイクルで【街を森にかえる】」のタイトルで、晴海の講演室(対面)とオンライン(Zoomミーティング)の併用開催にてご講演いただきました。参加者は講演室が4名、オンラインは23名、合計27名でした。 住友林業は、1691年の創業時から<再生可能な木>を扱い、木の持つ価値を軸としたバリューチェーン「森林→木材→建築→再エネ」の事業を通じて、脱炭素社会を目指す事を「WOOD CYCLE」と名付け、それによって木の価値を高め、環境と社会に貢献しようとしているとのことです。CO2を吸収した木を活用し、建材・建築としてCO2を炭素として固定し続ける意義とビジネス展開をご紹介いただきました。また、森林ファンドの設立で保有・管理の面積を拡大し、社会全体のカーボンオフセットにも貢献します。具体的な研究では将来の優良な材の確保の為、ゲノム選抜育種の技術で、個々の土地条件に最適な優良品種を植えて、適地・適品種で生産性を向上させます。国産材活用のためには、技術開発だけでなく仕組みづくりが重要と考え、全国で大規模な木材コンビナートの設立を目指すと共に、木の可能性を追求する為、宇宙空間での暴露試験等も行い、地球上での木材の利用拡大にもつなげるとのことでした。炭素固定については、海外展開において先行して実施している中規模建築の木造・木質化の実建築物の事例紹介、ポストテンション技術や耐火木質部財などの具体的な技術紹介もしていただきました。最後に、中大規模木造の発展の為にはサプライチェーンの構築が課題とも話されました。 講演会後のアンケート(匿名27名参加者全員回答)結果は、評価平均4.5(5点が最高)、 建物の木造化、木質化を推進するための木材の利用、活用技術が重要ということを改めて認識できたとの意見など、今回の講演会で学んだことを実務に活用できるとの回答が半数以上でした。

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